FreeBSD 8.1-RELEASE 徹底入門 > はじめに >
FreeBSD について
FreeBSDについて
FreeBSDをご存知でない方のために、FreeBSDについて簡単に紹介しておきます。
FreeBSDは、一言で言ってしまえばOSの一種です。Windows 7 や Mac OS X、Ubuntu
等と同じようなものです。ちょっとだけ特徴を挙げると…
- フリーでUNIXライクなOSであり、オープンソースで開発されている。
- BSD系のOSである。
- Windows でも Linux でも Mac OS でもない。
- フリーのUNIXライクOSの中では比較的歴史がある。
色々ありますが、百聞は一見に如かずということで…
参考までに、私のデスクトップはこんな感じです。
どうです?
何となく使えそうでしょ?
世の中には様々なOSがありますが、私は個人利用のPCでは主にFreeBSDを使っています(会社で使っているPCは選択の余地なく
Windows ですが…)。それ以前は Windows を主に使っていましたが、いくつか理由があって今は FreeBSD に落ち着いています。
- Windows に比べて FreeBSD は動作が軽快。Windows
とその常駐プログラムはメモリをかなり消費してしまいます。ちょっとアプリケーションを使っただけでもとても重く感じます。それに比べると
FreeBSD はずいぶん少ないメモリでも快適に動作します。
- メンテナンスが楽。アプリケーションのダウンロード・インストール・アップグレードは大抵コマンド数発で終わります。
- セキュリティ面での不安が少ない。幸か不幸か利用者が比較的少ないOSなのでウイルスに感染する心配が少ないです。また、Windowsに比
べればOSのセキュリティアップデートもほとんどなく、あったとしてもコマンド数発でアップデートが完了します。
- オープンである。使用するアプリケーションもオープンソースのものが基本となります。オープンであるがゆえに標準化されており、多くの開発者
によってサポートされています。商用アプリケーションにあるようなメーカ都合による突然のサポート打ち切りもありません。
- 環境を自在に作れる。Windows や Mac だとデスクトップ環境に選択の余地はありません。FreeBSD
はデフォルトではデスクトップ環境はインストールされておらず、自分で自由に環境が作れます。
- 無料である。OSにお金をかける必要がない。
- Linux 用のプログラムも動作する。
- 勉強になる。
ただし、やはり FreeBSD では不足するところもあります。例えば、周辺機器の一部は Windows
にしか対応していないものもあります。私の例で言えば、電子マネーEdyを操作するパソリという機器があるのですが、メーカ側のサポートの関係で
Edy へのチャージは Windows からでしか行えません。
一部弱点はあるものの、使えば使うほど私の中での Windows の存在感が薄くなっています。そんな FreeBSD
を少し世に広めるべくこの入門を書きました。読者の皆さんの参考になれば幸いです。
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ver: 1.0, 作成: 2010/08/09, 更新: 2010/08/09